クリスタルの基地

とある作品の二次創作です。

クリスタルの歴史

今回は何故クリスタルができたのか、海奈キャプテンに説明してもらいます。


それはフットボールフロンティアの決勝戦の日。
ある人達が雷門中学校を襲った。
「エイリア学園」 
宇宙人と名乗った彼らはれっきとした人間。 そして私の幼なじみ。
表でリュウジ君、つまりレーゼが守君達と話しているとき。
私は裏でヒロト君、晴矢君、風介君と話していた。
「俺たちを倒すならサッカーしか受け付けないよ」 
当時陸上部だった私はサッカーなんかやったこと無かった。
 お兄ちゃん(風丸 一郎太)に教えてもらおうとしても、守君達と一緒に倒しに行っていていない。
だからひとりで頑張っていた。
そんな時、ある人が私に声をかけてきた。 
それは中学になって初めて友達になってくれた親友、空理だった。
毎日一緒に練習して、私はあることを思いついた。
「チームを作ろう」 
元々サッカーは個人競技ではない。
その日から空理と一緒にメンバーを集めた。集め終わる前にエイリア学園は倒されたけど。 
私は陸上部をやめ、毎日みんなとサッカーをした。
ある日、元陸上部の先輩である山良がこんなことを言った。
チームの名前を決めませんか?と。
このチームができて約1ヶ月。 
名前がまだ無かった。
私はすぐに思いついた。
「クリスタル」 
クリスタルのように透き通った心を持てという願いをこめて。
それから本格的なチームとして活動し始めた。
ユニフォームを作り、エンブレムを作り……。
監督はいなかったけどね。
フットボールフロンティアインターナショナル、通称FFIに日本が優勝した次の日。 
10人だったメンバーが12人に増えた。
入ってきてくれたのは、アクアマリンのメンバー。
男の人は水羅 陸(すいら りく) 
女の人は亜藺野 皐月(あいの さつき) 
二人とも年上だけど、とても話しやすくて楽しかった。 
でも二人が入ってから1ヶ月も経たないでクリスタルは一時解散した。
私があることをするために福岡へ行くから。
10年後のこの日まで 。