クリスタルの基地

とある作品の二次創作です。

イナズマイレブンgo クリスタル 22話

「これだ…ドラゴンリンクの謎が解けた!!」傍に置いていた携帯電話を取ると、誰かに電話をかける
「ララ、急いでアマノミカドスタジアムに!!」
それだけ言うと女性は電話を切り、支度を始める
「待っててねみんな!!私もすぐに追いついて情報を伝えるから!!」
支度をすませ、女性は家を飛び出して行ってしまった


今日は決勝戦本番
相手は聖堂山中だ
「僕、ほんとにいていいの?」
「監督に言われたんだ。いいんだよ」
「でも僕サッカー部入ってないし」
「いつもの鈴丸らしくないぞ?今は雷門中の生徒なんだ。気にすることはない」
「そうだけど…」
この二人は霧野 蘭丸と白野 鈴丸だ
この間血のつながった兄弟だと知らされたばかりだが、息がピッタリでとても仲良しだ
「何の為に僕がわざわざ過去まで行き、海奈さんを導いたと思ってる?君の目を治したのも、君をこのステージに立たせるためだよ?」
「天君!だってこんなに人がいっぱいいて、しかもサッカー部じゃないのに!!戦えないよ!!」
「僕は女の子だけど戦えてるよ?観客はそんなこと気にしない。むしろ新入りなんだって思うだけだよ」
天は性別を隠して、この革命を手伝っている
「鈴丸、お前海奈さんが来る前、世界大会に出るのが夢とか言ってたらしいじゃないか。その練習だと思えばいいさ」
「なんで知ってるの!?」
「その、か、母さんに聞いた」
「もういいよ!!頑張るよ!!技だってできてないし、絶対成功させるよ蘭丸!!」
「ああ、当たり前だろ?」
「うふふ、いつもの鈴丸君だね」
「鈴丸、今日はよろしくな!」
「はい!!」
円堂に声をかけられ、笑顔で答える
どうやら緊張はとけたようだ
スタメンがフィールドで準備をする
しかし鈴丸の姿が見えない
「ベンチスタートなんだ、てっきり最初から出られるかと思ってたよ…」
「ま、まあいいじゃないですか。ここから試合が見られるんですから」
「そうだよね、上で見るより見やすいよね」
マネージャーに混ざって話しているのに全く違和感がない
不思議だ
ホイッスルがなり、前半がスタートした


「始まっちゃってる!!…あれ?鈴丸?なんでいるの!?観客席ならともかく雷門のベンチに!!聞いてないよ!?」
ここは海奈のメイドであるララが運転する車の中
テレビを見ながら1人ではしゃいでいるのは先程の女性、吉良 海奈だ
「それはそうと、何故出遅れたのです?てっきりもう着いていらっしゃるかと思っておりましたのに」
「は!!調べ物してたの。ヒロト君に頼まれてね。そうだ電話しなきゃ」
いつもと違う服装と髪型のせいか、少し取り出すのに手間取っている
「あ、ヒロト君?ドラゴンリンクの秘密わかったよ!!ってあれ、リュウジ君?」
「運転中。俺達も今向かってるとこだよ。海奈パソコンできたんだね。意外だな」
「そんなのんきなこと言ってる場合じゃないよ!!ドラゴンリンクはチームの名前で、えーとえーと…」
「落ち着いて話して。何一つわからないよ」
「えっと、全員化身が使える恐ろしいチーム。それで、キャプテンはあの千宮路 大悟の子供だよ。」
「でも決勝戦の相手は聖堂山中。ドラゴンリンクはどこに?」
「そこまでは…」
「とりあえず、スタジアムまで急ごう。時間がないからね」
「わかってる!!」


試合前半が終わり、ハーフタイムに入っていた
現在得点は2−1で雷門中が勝っている
「このまま点を取られなければ優勝できる。気を緩めず行こう。天馬くんも、あの作戦は良かったよ」
「ありがとうございます、美神先輩!!」
円堂がみんなの前に立ち、選手交代を告げる
「車田の代わりに鈴丸が入れ。ゴール前は任せたぞ」
「やったー!やっとサッカーできる!」
「鈴丸!!俺の代わりに頑張れよ!!」
「はい!!もちろんです」
ハーフタイムの終わり頃
曇っていた空から雨が降り出してきた
そして聖堂山の方から、先程とは全く違う選手が現れる
「聖堂山のみんなは?どうして…」
ルールに選手総入れ替えを禁止する項目は無い
だがいままでこのような例がなく、観客席からも驚きの声が聞こえる
「お姉ちゃん、お姉ちゃんの声がする」
長い間目の光を失っていた鈴丸は、とても耳がよく、似ていても声を聞き分けることが出来る
「海奈さんの?でも観客席には…」
「違う、こっちだ!!」
「ま、間に合った!!みんな聞いて!!あれはドラゴンリンクといって、全員が化身を使えるの。いままでのどのチームとも比べ物にならない強さよ!!」
「な、こんなの有りかよ!?」
「有りだからあそこにいるんでしょ、普通に考えなさいマサキ」
「考えらんねえよ!!」
「あれ、どうしたの天君?」
「ドラゴンリンクにも仲間がいるんです。連絡の取れなかった、あの練習試合の時にいなかった仲間が!!」




指痛い
やっと22話投稿しました
待たせてしまってすいません
というか読んでくださってた皆さんはストーリー忘れてるでしょうね
どうしたらいいかなー
ただでさえ昔の話なのに
2年前からやってますからねこれ
鈴丸「馬鹿なの?」
いやー長い
でもこれは完結させたいのでお付き合いください
では、閲覧ありがとうございました!!