クリスタルの基地

とある作品の二次創作です。

イナズマイレブンgo クリスタル 24話

「合戦の女王アイシャ!!」
この綺麗な赤髪の化身を呼び出したのは猛火だ。
「先輩の化身、相変わらず可愛いですね」
「褒めても手加減はせんぞ」
「わかってますよう!」
猛火がいるのはゴールの近く。
シュートを決めるつもりのようだ。
「信助!」
それを見て、天馬はすかさず指示をだす。
だが信助が化身を出すには少し遅かったらしい。
「反応が遅いな雷門、反射神経も鍛えた方がいいんじゃないか?」
あたりは暗くなり、何が起こっているのかさっぱり見当も付かない。
みんなが駄目だと諦めかけたその時……
「僕から視界を奪っても意味ないよ、だってついこの前まで何も見えなかったんだからね」
「――っ!?」
暗闇が音符の形をした色とりどりの光によってかき消され、ボールは鈴丸の足元に転がっていた。
「ナイスサウンド!」
ポップ調の音楽と共に猛火の足元を音符が跳ねている。
「そんな奴が雷門にいたとは」
鈴丸はドリブルをしながら自慢げに笑う。
「錦君!」
「よし、戦国武神ムサシ!!」
化身には化身。
皆が天馬の提案した作戦通りに動く。
それからしばらく攻守が続くが、攻めきることは出来なかった。
それどころか押し負け、2-1だったのが2-4になってしまった。
天馬があたりを見回すと、そこにはボロボロになった雷門がいた。
「俺のせいでみんなが……俺がキャプテンじゃあ、どうやっても勝てない!!」
覇気の無くなった雷門に、2つの声がかかった。
「「天馬(君)!!」」
両サイドから一人づつ。
一方には神童が、もう一方には海奈が立っていた。
「「お前(あなた)の武器はそこにある!!」」
「……サッカーが好きだっていう気持ち?」
神童も海奈も笑顔で頷く。
「そうか……円堂監督が出した指示、楽しんでこいってこういうことだったのか……やっとわかったよ」
天が納得、そして苦笑いの表情を浮かべる。
策士の天にもこれは理解できていなかったようだ。
「あと3点……よし、いくよみんな!雷門にはこのくらいへっちゃらでしょ!」
どこから湧いてきたのか、雷門は元気を取り戻し立ち上がった。
「どこまでも面白いな、雷門は!」
猛火は演技など忘れ、本来の自分に戻っている。
やはり雷門はサッカーをする者にとって憧れならしい。
「「ダブルミスト」」
ドラゴンリンクからボールを奪う。
今度は霧野がボールを持っていた。
「天馬!!」
「いくぞ天馬、わかってるな?」
「ああ、もちろんだよ剣城!」
先程とは全く違い、皆がサッカーを楽しんでいる。
天馬と剣城がシュート体制に入り、千宮司はそれを止める準備をする。
「「ファイアトルネードDD!!」」
準備も虚しく、ボールはネットに勢い良くぶつかっていった。
「かっこいいね、蘭丸見た!?」
「当たり前だろ?あいつらいつの間に!」
残るは2点。
もはや今の雷門に敵などいない。
管理サッカーを解除すべく、雷門は力を合わせるのだった。



あとがき
途中下書き保存と間違えて公開するを押してしまってですね
少し短いですが公開致します
鈴丸「ほんとは思いつかないだけなんじゃないの?」
なんだか天使の声がする
このまま続きも書きますので次はすぐ見れるかと思います
待たせてしまった分がんばりますよ!
早ければ次回、完結となります
キリがいいし次回でいいかな
そのかわり長くなると思われる
ちなみにアイシャさん、考えてくださった化身なのですが
別に歌ってないしお姫様より女王オーラ出してたので
戦国の歌姫アイシャ→合戦の女王アイシャ
となりました
残念ながら技は決まりませんでしたが本編ではもう見れないですねごめん猛火とアイシャさん