クリスタルの基地

とある作品の二次創作です。

クリスタル 番外編

「ただいまー」
この声は狩屋マサキ
今はお日さま園ではなく海奈の家が帰る場所だ
最初は入りづらそうにしていたが、今では挨拶もきちんと言うほど慣れているようだ
「ただいまー!」
この子は海奈とヒロトの子である星人(ほしと)
4歳の無邪気な少年だ
髪と目はなんとなくヒロトに似ており、色は全て海奈に似ている
「あれ?姉さんいないのかな…」
「ママー?」
いつもなら返事が返ってくるのだが…
「いやあああ!!ちょっと帰ってきたんなら早く来なさいよ!!いやあああ!!来ないでー!!」
「どっちなんだよ!?」
状況がつかめない狩屋は、とりあえず行ってみることにした
声が聞こえた方に行ってみると、そこは海奈の部屋だった
ガチャ
「姉さん?どうしたんだよ?」
入ってみると、海奈はベッドの上で立っていた
「それ!!早く退治しなさいよ!!あんた男でしょ!?」
「なにをだよ!!あんたは主語がねぇからわかんねぇんだよ!!」
ツッコミ終え、海奈が指を指した方向を見てみる
「うわああああ!!ゴキブリ!?なんでいんだよこれを俺に退治させようとしたのかよ馬鹿じゃねぇの!?」
どうやら狩屋も苦手らしい
男のくせに
しばらく口論が続き、気になったのか星人も上がってきた
「あー!虫さんだー!」
ゴキブリを見たとたん目を輝かせ、追いかけ回す
ゴキブリを見たことがない星人にとってはただの虫にすぎない
すると次の瞬間
「「!?」」
二人が驚いたのも無理はない
星人の手には二人の口論の原因が握られていたのだから
「あ…す、捨てなさい!!そんな汚いのもたないの!!ただの虫じゃないのよ!!」
「でもこの虫さん、悪いことしないよ?」
「えっと、えーっと…そ、その虫さんは毒、そう!!毒もってるの!!だから外に捨てなさい!!」
「無理があるだろ!!」
星人はしばらくゴキブリを見続けた後、なんの予告もなくそれを手から落とした
部屋に
「いやあああ!!外って言ったでしょ!?」
「あんたがあんなこと言うからだろ!?」
そんなことを言っている間に、星人の顔は変わっていく
「うわああああん!!」
星人はその場に泣き崩れてしまった
「マサキ!!あんたが処理しなさい!!」
「処理になってる!?ごみかなんかかゴキブリは!?」
「ほらさっさと行きなさい!!」
言葉と同時に足を放つ
「いった!!俺はやらねぇよ!?姉さん大人だろ!?親だろ!?可愛い子どもを守れよ!!」
「ならあんただって可愛い可愛い弟と姉さんを守りなさいよ!!」
「ふざけんじゃねぇぞ!!誰が処理なんてするか!!」


「二人とも、そこに座って」
今は夜
あれからだいたい4~5時間がたっただろうか
星人はそのまま寝てしまい、海奈と狩屋はずっと口喧嘩をしていた
ゴキブリはさっきヒロトが退治したところだ
「「ごめんなさい」」
「今日はいつもより帰ってくるのが早かったからいいけど、次でたらどうするつもりだい?」
見ての通り、ヒロトに説教されている最中だ
「マサキがしないから」
「俺のせいなの!?」
「海奈?」
「だって…」
「だっては駄目」
「うぅ…」
「マサキも、スプレーかけるだけだろう?」
「最初に見つけたのは海奈姉さんだし」
「はぁ…あと、なんで星人はあそこにいたんだい?」
「最初ゴキブリを普通にもつもんだから毒があるよって言ったら手から離して泣いちゃって…気づいたら寝てた」
「虫を全て嫌うようになったらどうする?」
「大丈夫よ、きっとゴキブリだけ嫌うはず」
するとずっと黙っていた狩屋が口を開いた
「あのさ、姉さんその目でなんとかできなかったわけ?」
「あ…ああ!!その手があった!!」
しかしその後ゴキブリが出ても幻を使うことはなかったという


最近妄想した話でした
やっべ、携帯すっごいしにくい何これ
スクロールしにくい
まぁそんなことどうでもいい
ちなみに星人くんはゴキブリがトラウマになったとか
海奈と狩屋はいつもこんなんだと思いたい
毎日口喧嘩してればいいよ
そして星人が止めてればいいよ
あと星人がゴキブリをつかんだ時の二人の顔はきっとこんな感じ
(゜ロ゜)
では、閲覧Thank you♪