クリスタルの基地

とある作品の二次創作です。

大切な人

今から7年前
二人の少年少女が事故にあった
これは少女の方のお話


私はどうしたんだっけ
そっか、車に轢かれたんだ
「……あ……いか………!!」
呼ばれてる
起きなきゃ
「亞衣花!!」
白い髪の男の子は私を見てとても嬉しそうな顔をしていた
目が赤く腫れている
先程まで泣いていたようだ
「よかった!ほんとによかった……」
涙をこぼす
でも私は――
こんな人知らない
「えっと、だれ?」
私がそう言うと、男の子はとても驚いた
「和だよ、三島 和孝」
「ごめんなさい、私はあなたのこと知らないの」
「……っ!?」
とても悲しそうな顔をして走り去ってしまった
私は車に轢かれたとき、左目を中心に怪我をしたらしい
きっと頭を打って記憶がとんでいるのだと思った
その証拠に、さっき話していたときに感じたこの感覚には覚えがあるし、他の人たちは全員覚えていた
「誰だろう……」
一番忘れてはいけない気がして、この日はこのことばかり考えた



いつの間にか寝ていたようで、気づいたのは次の日の早朝
結局何も思い出せず、また記憶探しを再開した
「和……」
ぼんやりと見えた姿と名前を頼りに記憶を探る
「亞衣花ちゃーん、朝ごはんの後はお散歩に出かけますよー」
看護師さんの言葉で我に返る
食欲などでるはずもなく、朝食を残して散歩に出かける
「あの子に会えるかな……」
そんな期待を胸に、病室をあとにした


病院の外に出ると、空はとても青く光っていた
「いいお天気だね、どこに行きたい?」
「向こう、何かある気がして」
「亞衣花ちゃんはロマンチストね」
私は何かに取り付かれたようにある方向に進んでいく
最後には走り出していた
何かある
いや、会いたい人がそこにいる
会いたい人は――
「和!!」
思い出した
この人は私の大好きな、大切な人
「亞衣花!!思い出してくれたんだね!」
「ごめんね、もう忘れないよ」
「いいんだよ、思い出してくれたから」
二人に笑顔が戻る
「サッカーしよう!できる?」
「もちろん!」
雲の隙間から太陽が二人を照らしていた



暇なので飽きることなく書いてました
和亞衣です
亞衣花視点なのか三人称視点なのかよくわかりませんね
話がわかればいいよね!
この話しはササメクPVを描いてるときに思いついたものですが、これだとクリスタル最長cpは和亞衣ということになりますね
こいつらまだ7歳だぞ
鈴丸編は書く予定ないです
今のところはご想像にお任せします
頭の中にはちゃんとありますよ!!
とりあえず海奈が自分責めてます
それを鈴丸が慰めるみたいな感じ?
鈴丸可愛いと言えば蘭丸の新しいキャラソン聴いたんだけどすげーかっこいい
あとノリのいい公式蘭丸が聴けます
さすが小林さん!
新曲もそんなに無いなかソロで新曲とはやりおる
イナズマイレブンは不滅!!
早く帰ってくることを願って毎日待ってます!!